シドニー10日-University of Western Sydney (UWS:ウェスタンシドニー大学)とNSW Rape Crisis Centre(NSW州レイプ・クライシス・センター)がNSW州の地方3都市とシドニーの3地域で16歳から25歳の男女56人を対象に実施した調査で、NSW州の若者はセックスを含む親密交際などに関する性教育を求めていることが判明した。
調査によると、教師や保護者はティーネイジャーに対しセックスの方法や安全なセックスの重要性に関する基本的な知識を教えているとする一方、若者は複雑性を伴う親密交際についての指導はほとんど受けていないと感じているという。3年間にわたるこの研究プロジェクトの結果、女子10人中3人が、男子10人中5人が16歳までに何らかの性行為を経験していることが分かった。また、調査対象者の約3分の2がカジュアルセックスを経験済みで、女子に関しては約3分の1が性的暴行の被害に遭ったことがある。UWS大のMoira Carmody(モリア・カーモディー)助教授は、「若者たちは、早くに性交渉を持つことに対しプレッシャーをますます感じている。」とした。