シドニー12日-オーストラリア紙に12日掲載された最新の世論調査結果によると、一週間前にKevin Rudd(ケビン・ラッド)氏が新労働党党首に就任してから、国民の労働党支持率が急上昇している。
労働党の支持率は46%と、2週間前と比べ7%上昇。これは過去10年間で党首交代後最大の政党支持上昇率となった。連立政権の支持率は39%。
誰に首相になって欲しいかという質問に対して、現職のジョン・ハワード氏を支持した国民は39%と、ラッド氏の36%から僅かに3%高いだけの結果となった。ハワード氏の支持率39%は前回の調査から16%の減少となり、2001年半ば以来最低の数値となった。
ラッド氏は、この世論調査結果に対し冷静な見解を示し、「労働党メンバーと労働党支持者に、この結果で浮かれず頭を冷やすように忠告しておきたい。今日の世論調査の結果は、国民の事を考えた政治からかけ離れていくハワード氏政権への国民の批判を示すものであって、労働党への安定した国民支持率が上昇したことを示すものではないと思う」と語った。そして、総選挙に向けたこれからの9ヶ月間で、国民の信頼と支持を得る為にはやるべき仕事は山のようにあると述べた。
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