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オーストラリアを「世界一の教養国」へ ラッド氏、高等教育改革を目指す

パース17日ー連邦野党はオーストラリアを世界で「最も教養ある国」にするため、HECS(Higher Education Contribution System:高等教育費用負担制度)の債務の緩和や高等教育機関の学生の所得補助を検討する見通し。

Kevin Rudd(ケビン・ラッド)連邦野党党首は17日、University of Western Australia(WA大学)の副総長および総長との会談後に、今こそ高等教育への公共資金を拡大する時期だと語った。「教育や技術養成に多額の資金を投入している国は多い。しかし、ハワード政権下では公共資金の使用がむしろ後退的であるため、この問題に関して改革が必要」とラッド氏は指摘した。

また、同氏は、ハワード政権下ではHECSの債務管理が手に負えない状態であることを批判し、「オーストラリア全土の勤労者世帯の子供たちが、無理なく高等教育を受けることができる方法を真剣に模索する必要がある」と語った。 Stephen Smith(スティーブン・スミス)新野党教育スポークスマンは、連邦野党は来年早々に高等教育方針についての詳細を発表する予定だとした。

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