ブリスベン19日-141年の歴史を持つブリスベンのTattersall’s(タッターソールズ)クラブが、19日夜の投票で再び女性の正式入会を拒否する決定を下した。
男性のみを会員とするタッターソールズクラブは、1865年にクイーンズランド州のビジネス界と競馬業界で活躍するビジネスマンらによって設立され、現在政治家、弁護士、医者、企業家などが会員の中心となっている。入会資格は21歳以上の男性のみで、入会費1100ドルと年会費400ドルから800ドルが掛かる。
すでに准会員として女性がクラブの様々な施設を利用しているが、女性の正式会員としての入会は今だ認められていない。過去4年間ですでに2回女性の入会に対する会員投票が行われており、二回とも拒否する結果となっている。
同クラブで最も高いステイタスを持つPeter Beattie(ピーター・ビーティー)クイーンズランド州首相は、「私は女性入会を許可する方に投票したよ。男性のみのクラブなどいい加減に時代遅れだ」と語り、ブリスベンで活躍するビジネスウーマンSarina Russo(サリーナ・ラッソー)氏は、「ブリスベンにとって、クイーンズランド州にとって、オーストラリアにとって、今夜の決定はとても残念な結果です」と語った。