シドニー29日-アメリカとドイツの衛星を使ったThe global mapping project(グローバル・マッピング・プロジェクト)は、オーストラリアが2002年以降、46立方キロメートルの水を損失したことを発見した。その損失量は、シドニー港92個分にもあたり、消費パターンから計算すると約80年分をまかなえる給水量になるという。
今回の調査から、北アメリカをはじめとしたいくつかの大陸は貯水量を増大していることがわかったが、アフリカとオーストラリアは乾燥状態にあることが明らかとなった。その原因が長期的な気候の変化によるものかどうかを正確に見極めるためにはあと5年が必要だという。プロジェクトの主要な調査結果は来年出版予定。