シドニー3日-ブッシュファイヤーの早期発見に役立つドイツの新しいミニ人工衛星システムが、保険会社、州政府、消防関係局の賛同を受けた。
このシステムは8個のミニ人工衛星を用いて、地球表面の全地点を90分に1度調査し、地表面の僅かな温度差を検知することが出来る。
News Limited(ニュース社)紙によると、同システムでは、キャンプファイヤーより大きい規模の火事を指定地域の赤外線熱イメージと写真から検知することが出来るという。
今年の夏、ブッシュファイヤーによってNSW州とビクトリア州は大きな被害を受けた。ブッシュファイヤーによる損害は、毎年オーストラリア全土で約1億ドルにもおよび、平均して年間6名が犠牲となっている。
ビクトリア州と南オーストラリア州がこの新システム導入に関心を示している。