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喫煙者は緊急を要しない手術を受けられなくなるかも

キャンベラ5日-呼吸器官専門のMatthew Peters(マシュウ・ピーターズ)医師は、有力な医学雑誌British Medical Journal(英国医療ジャーナル)の最新号に掲載された記事で、喫煙者は喫煙を止めない限り、特定の手術を受けられなくなるようにすべきと述べた。

ピーターズ医師によれば、非喫煙者と比べ喫煙者に特定の手術を行った場合より大きな危険性と費用が掛かるとし、特定の手術として人工関節置換手術や乳房再建手術を例として挙げた。

記事中で、「限られた人的・資金的供給源を持つ医療制度の中では、非喫煙者に優先的に特定の手術を施すほうが、個人的また公共的臨床的有益性が高くなる」とピーターズ医師は続けた。

同医師によると、手術前に喫煙した場合、心臓や肺に問題を生じる確率が上がり、細胞組織の回復が遅れ、また非喫煙者と比べ感染症にかかる確率が6倍にも増加するという。

人工関節置換手術を例にとると、喫煙者は非喫煙者と比べ長い入院期間が必要とされ二次手術の必要性が出る確率が高い為、38%も医療費用が高くつくという。

 

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