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幼い子供の溺死件数12件 昨年の2倍

シドニー6日ーJohn Hatzistergos(ジョン・ハチスターゴス)NSW州保健相が6日に発表した2006年度のNSW州溺死件数に関する報告書で、2006年6月までの1年で4歳以下の子供が溺死した件数は12件で、前年度の2倍に上ることが明らかになった。

この12件のうち、家庭の裏庭にあるプールでの溺死が6件、浴槽と池での溺死がそれぞれ2件と1件。そのほか3件は事故現場が不明となっている。また、4歳から14歳までの子供の溺死件数は前年度の1件から4倍の4件へと増えた。

ハチスターゴス保健相は、全溺死件数の4分の3が家庭環境で発生しているとし、「家庭は必ずしも安全な場ではないと認識することが大切。特に幼い子供は、プールのゲートやフェンスの有無に関わらず、保護者による監督のもとに遊泳するべき」と語った。同保健相は保護者に対し、NSW州政府が主催する“Swimsafe(安全な水泳)クラス”に子供を参加させるように促した。同クラスは州内各地200箇所以上で開催されている。

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