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イラク駐留豪軍兵士、豪大使館付近の検問所でトラック運転手を射殺

キャンベラ14日-イラク駐留豪軍の兵士がバクダッドで13日午前8時ごろ(バクダッド時間)、イラクの「インターナショナルゾーン」に位置するオーストラリア大使館周辺の検問所を無視したトラック運転手を射殺した。

国防省は14日、同軍隊はイラクに派遣されている豪派遣軍(SECDET)に所属しており、オーストラリア大使館の職員の護衛任務にあたっているとした。射殺されたトラック運転手は、オーストラリア大使館から約200メートル離れた場所に位置する検問所のセキュリティーチェックの際にトラックを停車させなかったため、豪兵士がトラックに向かって発砲。豪兵士2,3人が同件に関与しているとされるが、負傷者は出ていない。

トラックを調査したところ、爆発物が発見されなかったことから、男性に大使館を襲撃する計画はなかったことが推測される。当局によると、セキュリティーチェックのため検問所では車両の一旦停止が義務付けられているにも関わらず、運転手がなぜ警告を無視したのかは不明だという。豪軍スポークスマンのColonel Elliott(コロネル・エリオット)氏は、トラックは第1検問所を通過し、第2検問所での豪軍の指示を無視して走行を続けたとした。

射殺された男性は、インターナショナルゾーンで勤務する請負業者と見られている。

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