シドニー19日-NSW州のスキーリゾートタウンThredbo(スレドボー)から12キロ地点まで迫ったブッシュファイヤーは現在も激しく燃え続け、消防隊と町の住民はブッシュファイヤーに最悪の高温、乾燥、強風の気象状況が予報されている週末に備え忙しい緊張した1日を過ごす見込み。
これまでの48時間に僅かに降った雨がブッシュファイヤーの進行を抑えたが、火の勢いをおさえることにはほとんど貢献せず、19日朝も激しく燃えつづけている。
遠隔地消防隊の消防士らは19日、地形の起伏が非常に激しい地区で燃え広がる炎の消火作業に当たるためヘリコプターで輸送される予定。空中からの飛行機による水投下消火作業も引き続き行われている。
ほとんどのスレドボー住民は避難せず町に残っており、週末に町に迫るとされるブッシュファイヤーに備えて家の防火対策を行っている。
ビクトリア州で始まり州境を越えてNSW州へ広がった今回のブッシュファイヤーによって、これまでにNSW州内の2000ヘクタール以上の森林が焼かれている。