シドニー25日-フィンランドの放射線・原子力安全局が行った調査結果によると、10年以上の長期間にわたって携帯電話を使用した人は、脳腫瘍が電話を当てる耳側にできる可能性がその他の人よりも40%も高いという。
ヨーロッパ4カ国の5000人近くの携帯電話使用者を対象に行った同調査では、1521人に神経こう腫と呼ばれる癌のような腫瘍が発見され、3,301人には発見されなかった。
携帯電話と脳腫瘍の関係を研究した別の報告書も、携帯電話の使用による脳腫瘍の危険性を示唆しているが、その他幾つかの調査では関係は無いという結果が報告されている。
オーストラリア携帯電話通信機関(AMTA) のスポークスマンは、「脳腫瘍と携帯電話の関係について何の証拠も出ていない。この調査の対象人数は非常に少なく、この調査結果を鵜呑みにすることは危険だ」と同調査結果を否定した。