シドニー25日-オーストラリア健康・厚生機関(AIHW)が25日発表した報告書によると、オーストラリア国内で性的、身体的、精神的虐待または育児怠慢の犠牲者となっている子供は550,000人以上で全体の10-20%に及ぶという。
全国児童虐待・育児放棄防止協会(NAPCAN)は児童虐待は国内で最も深刻な社会的問題であり、国民の児童虐待に対する認識を高める必要性があることを訴えた。
同報告書によると、過去7年間で国内の児童虐待数は増加の一途をたどり、児童虐待の通報件数は1999-2000年度に107,134件だったのが、2005-2006年度には266,745件へと増加している。
西オーストラリア州、南オーストラリア州、タスマニア州では、育児怠慢による児童虐待が最も多く、精神的児童虐待が最も多いのは、NSW州、ビクトリア州、クイーンズランド州、ACTとなっている。
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