シドニー29日ー連邦野党は、シドニーのCityRail(シティーレイル)の電車は定められた停車駅で停車していないことを発表し、シティーレイルの運行サービスが悪化していると非難した。
シティーレイル側は、電車が停車駅で止まらない理由を大幅なダイヤの乱れを防ぐためだとしている。 2006年の中期以来、定められた停車駅で電車が停車しなかった駅数は急激に増加している。昨年9月の時点で、電車の運行の遅れが指摘されていた前年度よりも、電車が停車しなかった駅数は約1000増加した。
野党スポークスウーマンGladys Berejiklian(グラディーズ・ベレジクリアン)氏は「通勤・通学者にとって状況はさらに悪化している。政府は定刻通りの運行に改善がみられたとしているが意味がない」とした。一方、John Watkins(ジョン・ワトキンス)運輸相は、新時刻表が導入されてから、電車が停車しなかった駅数は全体では減少していると反論した。