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ノーザンテリトリーの幹線道路でシアン化物流出事件発生

ダーウィン8日-7日午後1時30分ごろ、Stuart(スチュワート)ハイウェイのTennant Creek(テナントクリーク)から北130キロ地点で、20トンのシアン化物ペレット積んだトラックが横転しシアン化物が流出した。

このシアン化物流出事件をうけて、環境保護団体はノーザンテリトリーでの鉱山業に対する規定を見直す必要があると訴えた。

トラックの運転手にケガは無かった模様。

警察は事故現場付近のハイウェイ上下1キロ以上を数時間にわたって閉鎖し、ドライバー達に事故周辺へ近づかないようにと警告した。

環境センターNT(ECNT) は8日、「鉱山企業は現在の鉱山ブームが続く間に最大限の利益を得ようとして採掘量を増やそうとやっきになっているが、政府はこのブームによる悪影響から公共や環境を保護する対策を十分にとっていない」と非難した。

シアン化物は非常に複雑な化学物質で、それ自身でも有毒なだけでなく他の物質、特に水と反応して多くの有害な複合物質を生成するという。

2002年2月にオーストラリア中央部のTanami(タナミ)ハイウェイで起きたシアン化物流出事件では、850以上の鳥やディンゴが死亡している。

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