シドニー9日-シドニーの葬儀屋から、環境に優しいボ-ル紙で作られた棺が登場した。
ボール紙製棺を棺の標準カタログに加えた葬儀屋Bob James(ボブ・ジェームス)氏は、今回の動きは消費者の需要にこたえる為と語った。
この”enviroboad”(エンビロボード)と呼ばれる紙製棺は、90% がオーストラリア国内で年間160万トンもリサイクルされている紙やボール紙から製造されており、自然からつくられた接着剤と併せて、埋葬や火葬の際に有害なガスを一切発生しないという。価格は今までの棺とほぼ同じ。
ジェームス氏は、「このボール紙製の棺は、国内葬儀業界の基準と規則に準じながら、かつ環境に優しい新たな棺の選択肢となるでしょう」と語った。