シドニー15日-今週初めにシドニーを襲った大雨によって、シドニーの貯水水量が先週より3.1%増加し37.0%となった。
シドニーの重要な水源であるWarrangamba(ワランガムバ)ダムを含む、多くの貯水池に100ミリメートル以上の雨が降り、1日に20億リットルにも及ぶ水がダムに流れこんだことによって、さらに貯水池にシドニー住民に8週間供給できる水量が追加されたこととなる。
Morris Iemma(モリス・イエマ)NSW州首相のスポークスマンは貯水量増加に対し、ダムの水量増加は州政府の塩水淡水化工場建設計画に影響を与えないと述べ、塩水淡水化工場がシドニーの水不足問題への長期的な解決策だとNSW州労働党政府の水不足問題に対する姿勢を明示した。
NSW州労働党政府は、貯水ダムの水量が30%をきった場合に塩水淡水化工場を建設するといっていたが、先週になり、今年3月24日の州選挙で労働党が再選した場合、この19億ドルをかけた工場を建設すると公約した。