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ナチョスを食べた男性、重症の食中毒になる

メルボルン17日-ビクトリア州健康局は17日、"Nachos To Go(ナチョス・トゥー・ゴー)”の商品名で販売されている調理済みナチョス食品に、死に至ることもある食中毒として知られるボツリヌス中毒症の細菌が含まれている危険があると警告した。

問題となった食品は、南アフリカの食品会社Mexican Express(メキシカン・エクスプレス)社が製造したナチョス・トゥー・ゴー製品のうち賞味期限が4月19日までとなっているもの。同製品を持つ人は廃棄処分するか、購入店へ返品する必要があるという。返品した場合代金は返金される。

同食品を食べた後ボツリヌス中毒症にかかったと思われるメルボルン西部郊外に住む26歳の男性は、すでに2週間以上も集中治療室で治療を受けており、一時は完全麻痺の危険な状態に至ったが、現在は少しずつ回復に向かっているという。

ボツリヌス中毒症は細菌に汚染された食品を食べることによって発病し、通常食べた後12時間から36時間の間に目のぼやけ、疲労感、めまいなどの症状が見られ、その後呼吸障害や麻痺症状へと進行し、死に至ることもある稀だが危険な中毒症。人から人へは感染しない。 

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