キャンベラ19日ー保険会社によると、車両が家畜と衝突をしたことによって発生する保険金の請求件数が前年度比で25%増加した。この背景には、長期化する干ばつの影響で、牧草を求める動物が道路付近に移動をしているという現状がある。
保険会社のAAMIが発表した統計は、Sweeney Research(スゥイーニーリサーチ)による調査と過去1年でAAMIに申請された保険金請求についての調査に基づいている。AAMIの広報担当マネージャーGeoff Hughes(ジェフ・ヒューズ)氏は、「オーストラリア全土で温暖で乾燥した気候が続くほど、水や食糧を求めて移動をする動物は増え、動物が自動車と衝突する可能性も高くなる。」と語った。過去1年間で自動車と衝突した動物のトップは依然として犬・猫だが、牛、羊、豚、山羊などの家畜の衝突事故件数も全体の8%を占めている。
NSW州大学の野生生態学者、Daniel Ramp(ダニエル・ランプ)氏は、ドライバーと動物にとって安全な道路を作るためにはさらなる努力が必要とした。車両が動物と衝突した場合、ドライバーは動物の生存を確認し、動物の生存が確認できたら地方の動物福祉機関に通報をする必要がある。
【QLD20日】 米製薬大手のジョンソン・エンド・ジョンソンが、効果のない風邪薬を故意に販売していたとして、国内で集団訴…