キャンベラ２０日ーPilot BeGreen Office Audit（パイロット・ビグリーン・オフィス・オーディット）調査で、オーストラリアのオフィスの７４％が常に冷暖房を使用していることが分かった。この結果、冷暖房と電気を過度に使用しているオフィスが、国内のエネルギー消費の主要な要因であることが判明した。

また、同調査に回答をした会社員の７人に１人が、オフィスに誰もいない状態でも電気が消灯されないと回答。また、リサイクル紙のみを使用しているオフィスはわずか２５％。リサイクル素材のペンや筆記具を使用したことがある会社員は２３％だった。書類をコンピューター上でプルーフリーディングをせずに、不必要にプリントアウトしている人は８５％で、紙ごみの増加の原因となっている。

環境専門家Arron Wood（アロン・ウッド）氏は、「我々は世界でも最良の気候の中で暮らしているにも関わらず、冷暖房を毎日使用している。これは異常な事態。」と語った。また、「冷暖房は温室効果ガスの排出の主要な原因であり、オフィスビルのエネルギー消費の約半分を占める」とした。