キャンベラ5日ーアレクサンダー・ダウナー外相は、東ティモールの治安情勢が悪化する中、現地での豪人を狙った暴力行為が予想されることから在東ティモールオーストラリア大使館の職員を避難させる計画があることを明らかにした。
ダウナー外相は、「東ティモールの治安情勢は豪政府にとって非常に深刻な問題。不安定な情勢の中、市民暴動が勃発する危険性が高い。」とした。首都Dili(ディリ)南部のSame(サメ)は豪軍隊が4日に襲撃したエリア。この襲撃で反政府組織の4人が死亡したが、首謀者のAlfredo Reinado(アルフレド・レイナド)氏は襲撃を逃れた。5日、ディリではレイナド氏を支持する者による豪軍の撤退を求める暴動が発生した。