メルボルン7日-メルボルン西部Geelong(ジーロング)にあるCSIROのオーストラリア動物健康研究所で、勤務中の3名の研究員が死に至る可能性がある鳥インフルエンザ菌にさらされ、1名はすでに検疫所から出たが、2名は現在も隔離され様子が見守られている。 しかし、検査結果からは、3名が鳥インフルエンザ菌に感染しているとは見られず、感染した可能性は非常に低いと考えられている。
今週の月曜日午後1時ごろ、女性の動物研究員が特別なエアフィルターがついていない防護服を着用してことから、感染の危険が指摘され、その後、さらに2人の研究員が、菌に感染したアヒルの調査中に同じくフィルターのついていない防護服を着用したことが発見され、3人は抗ウイルス剤を投与された。
同研究所代表のMartyn Jeggo(マーティン・ジェゴ)博士は、今回の事件は、人為的ミスによる可能性が高く、全研究員には安全確認の手順が指導されているが、この安全確認手順がきちんと守られているかどうか再検討する必要があるかもしれないと語った。