メルボルン11日ーメルボルンのMurdoch Children’s Research Institute(マードック子供研究所)とRoyal Children’s Hospital(王立子供病院)の医療専門家が実施した世界初の研究で、子供の免疫障害の急激な増加の原因が冷凍食品である可能性が明らかになった。
News(ニュース社)は、VIC州で慢性炎症性腸疾患を発症した子供のほとんどに冷凍温度でも生存できるバクテリア(マイコバクテリウム・アビウム・パラツベルクローシス)が発見されたと報じた。現在4万5000人以上のオーストラリア人がこの治療不能の病と診断されており、最年少患者は2歳。この画期的な発見は、摂食障害、体重減少、下痢、疲労、発育不全に苦しむ人々にとって朗報となった。RCH消化器学部長のTony Catto-Smith(トニー・キャットー・スミス)博士は、生検の結果は炎症性腸疾患と血中の細菌の関連性を示唆するものだったが、バクテリアが疾患の原因であるかどうかは不明」と語った。