キャンベラ25日ーキャンベラで来週から開催される予定の「体重減量フォーラム」では、特に男性の肥満問題が取り扱われる。そのため、男性の肥満問題についての意識を高めるために男性国会議員がフォーラムに招待されている。
フォーラムでは、体重減量の専門家、医師、元トライアスロン選手Guy Leech(ガイ・リーチ)氏などが体重減量プログラムを紹介する。今回のフォーラムを企画したDennis Jensen(デニス・ジェンセン)自由党議員は、国会議員は国民に対し身をもって「健康」の例を示す責任があるとした。ジェンセン議員は、「政治家がロールモデルとなるべき。しかし、実際はビール腹を誇りに思っている政治家さえいるのが現状」と語った。ビール腹といえば、Joe Hockey(ジョー・ホッキー)労使関係相やBob Baldwin(ボブ・ボールドウィン)政務次官が挙げられる。Kim Beazley(キム・ビーズリー)前労働党党首は、党首の座を失ってから減量した。
ジェンセン議員は、「男性が自分の体型を気にすることは少なく、男性の肥満問題が社会の中で取り上げられることはほとんどない。また、女性ほど男性の肥満に対しては否定的なイメージがない」と語った。フォーラムでは、肥満が原因で生じる健康上のリスクや生産能力の低下について議論が行われる予定。