キャンベラ27日-2005年に実施された全国教育水準テストの結果が発表され、7年生のほぼ5人に1人にあたる18%が、数学の全国水準を満たしていないことが明らかになった。先住民の7年生では、この傾向はさらに悪化し、51%が水準に達していない。

数学の水準は学年が上がるほど低下している傾向があり、3年生では水準に達していない割合が6%、5年生では9%、7年生では18%となっている。7年生の10%は読解力が水準に達しておらず、8%が筆記力に欠けている。先住民の教育水準の遅れは続いており、7年生の36%が読解力に欠け、28%が筆記力で水準以下となっている。

Julie Bishop(ジュリー・ビショップ)教育相は、「読解力、筆記力、数学力は将来の教育や、雇用、社会活動の中で、全ての人々に必要な基本的能力です」と述べ、多くの生徒が教育水準を満たしていないことに懸念を表明した。