シドニー30日-シドニー西部のパン屋が原因となって発生した食中毒の患者は現在、247名にものぼっている。
Sydney South West Area Health Service( SSWAHS:シドニー南西部保健サービス)によれば、そのうち60人が入院し、26人はサルモネラ食中毒による胃腸炎にかかっているという。
SSWAHSは現在、今回食中毒を起こした患者全員が先週末ポークロールもしくはチキンロールを食べた、Homebush West(ホームブッシュ・ウエスト)にあるFrench Golden hot bread shop(フレンチ・ゴールデン・ホットブレッドショップ)を捜査中。NSW Food Authority(NSW食品当局)は、同店が食品安全基準に則っていたかを調べると共に食品のサンプルを採取した。
店は関連食品の製造販売を禁止され、木曜日から営業を停止しており、許可が出るまで再開しない見通し。
3月23日の金曜日から3月27日の木曜日の間に、この店のポークロール、チキンロールを食べた人はサルモネラ感染症の症状が出る恐れがあり、治療が必要となる。一般的な症状は吐き気、嘔吐、下痢、熱、腹痛で4~7日続く。潜伏期間は6~72時間。
SSWAHS公衆衛生ディレクターのLeena Gupta(レーナ・グプタ)博士は、感染者は家に待機し、症状が治まってから48時間が経過するまでは出勤や登校は控えるように警告した。また、完治してから48時時間以内は料理をしないように呼びかけた。