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列車ガン号と衝突したトラック運転手、起訴される

ダーウィン4日-昨年12月にアデレードとダーウィンを結ぶ列車ガン号と衝突し、列車を脱線させたトラックの運転手が、複数の交通違反の罪で起訴された。この事故によって、二都市間を結ぶ鉄道線は1週間近くにわたって閉鎖された。

事故当時62人が乗ったガン号は、ダーウィンの南130キロのBan Ban Springs(バンバンスプリングス)の踏み切りでBダブルセミトレーラーと衝突し、死者は出なかったもののトラック運転手と女性乗客1名が重傷を負い病院へ運ばれた。衝突の激しい衝撃で、列車の2台の機関車と16台の客車中10台が脱線し、トラックの2台のトレーラーは全壊した。

オーストラリア交通安全委員会(ATSB)は、今年2月に事件の予備調査報告書を発表し、トラックが事故の原因であることを確認した。ノーザンテリトリー公訴局からの助言を受けた後、警察は、57才のトラック運転手を危険な行為および未登録で保険のかかっていなかった危険な自動車を運転していた罪で起訴した。また、同男性は、シートベルト未着用と踏み切りで停止しなかった罪でも起訴され、来月法廷に出廷予定。

今回の事故によって、今までも問題視されてきたアウトバックの広大な大地を大量の積載物を載せて走るトラック運転手達の安全性問題が、焦点を浴びることとなった。

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