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全てのビザに対し、英語力最低必要条件を引き上げ

シドニー6日-General Skilled Migration(GSM:一般技術移住)プログラムの改正が行われ、今年9月より全てのビザにおいて英語力の最低必要条件が引き上げられる。専門、技術、管理職での技能者は、IELTSのスコア6もしくはそれ以上の英語力が必要とされる。現在はスコア5もしくは職業に合ったレベルの語学力が条件となっている。

Kevin Andrews(ケビン・アンドリューズ)移民相とJulie Bishop(ジュリー・ビショップ)教育相が共同で発表したこの改正案は、ビザカテゴリーを11種から4種に、ビザサブクラスも15種から9種に削減する。
アンドリューズ移民相は、この構造改革について、高い資格を持ち、英語力に優れた申請者に有利になるものだとしている。
ビショップ教育相は、英語力の最低必要条件を上げることで、留学生に対してオーストラリアの教育水準が高いという評価を確立できる」と述べた。

野党労働党の移民スポークスマン、Tony Burke(トニー・バーク)議員は、「高資格のエンジニアが職場で満足に会話ができず、シドニーでタクシーの運転手にならざるを得ないという状況をそのままにしておくことはできない。一部の移民の英語力不足に対し、政府は何らかの対策を取るべき時期にあった」として今回の改正案を評価する一方で、「この改正は短期ビジネスビザ問題の解決にはならない」と批判した。

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