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人種憎悪を誘発 テロリズム支持DVD「PG指定」に非難の嵐

アデレード15日ーイスラム教聖職者、Sheik Feiz Mohammed(シーク・フェイズ・モハメド)氏が配布しているDVDパッケージの中に人種憎悪を訴え、子供に自己犠牲を促すDVDが含まれていたことが判明した。また、Office of Film and Literature Classification(映像倫理審査機関)が同DVDをPG指定(parental guidance suggested:保護者の指導・監督が望ましい)と判断したことを受け、連邦政府は同DVDの配布を2週間以内に禁止したい意向を発表した。

同DVDは異教徒の殺害を促し、ユダヤ人を「豚」と呼ぶなど、テロリズムを支持する内容となっている。そのため、映像倫理審査委員会が下した決定について、連邦政府野党、NSW州政府、ユダヤ人コミュニティーからすぐさま非難の声が上がった。

シーク・フェイズ・モハメド氏は現在レバノンで亡命中だが、今でもオーストラリアの信者に対し電話でジハードの概念について説教をしていると報じられている。 Phillip Ruddock(フィリップ・ラドック)法務次官は職員に対し、人種憎悪を誘発するDVDを禁止するために、検閲法を至急変更することに関して各州から2週間以内に同意を得られるように指示したと語った。

NSW州のJewish Board of Deputies(ユダヤ人代表団)のVic Alhadeff(ヴィク・アルハデフ)局長は、このようなものが国内に持ち込まれ、配布されていることに憤りを感じると話した。

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