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QLD州学校 女子生徒に子宮頸癌の予防接種を開始

ブリスベン17日ーStephen Robinson(ステファン・ロビンソン)QLD州保健相は、ブリスベン南部のSpringwood State School(スプリングウッド州立学校)の女子生徒ら(12歳以上)に対し17日、子宮頸癌を予防するためのワクチンGardasil(ガーダシル)を使用した予防接種が初めて実施されると発表した。

子宮頸癌の約70%はヒトパピローマウイルス(HPV16、18型)が原因で発症すると推定されており、ガーダシルはヒトパピローマウイルスの感染を予防する効果がある。また、ガーダシルは、陰部疣贅(いんぶゆうぜい)の90%の起因となる2種のウイルスの感染を予防する効果もある。

ヒトパピローマウイルスは最もよく見られる性感染症で、成人の50%以上にその影響が出ている。子宮頸癌で死亡する女性は世界中で年間約29万人。ガーダシルは今から15年前に発見され、Ian Frazer(イアン・フレーザー)教授がクィーンズランド大学の免疫学・ガン研究センターにてワクチン開発に貢献した。

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