ブリスベン18日-クイーンズランド州のFraser(フレイザー)島で17日午後、東海岸にあるEurong(ユロング)の町近くの砂浜で遊んでいた4才の少女がディンゴに襲われ、太もも、尻、腰をかまれるケガを負った。
今回の事件は、昨年9月にユロングで4才の少女がディンゴに襲われた事件と大変状況が似ている。2006年の事件では、家族と砂浜で遊んでいた4才の少女が駆け寄って来たディンゴに襲われ、両親によって助けられた。一ヶ月前にも、ユロング北のHappy Valley(ハッピーバレー)でディンゴが人間を襲う事件が発生しており、最近では、森林監視員がユロング周辺で凶暴な行動をとるディンゴ一匹を始末する必要に迫られた。
フレイザー島のディンゴの危険となりうる性質は、2001年に9才のClinton Gage(クリントン・ゲージ)さんが、島のWaddy Point(ワディーポイント)で二匹のディンゴに襲われ噛み殺された事件の際に、社会の大きな注目を浴びた。
島の観光業者らは、ディンゴの生息は島の特徴のひとつであり、これらの襲撃事件が観光客のフレイザー島への足出に影響を与えることはないだろうと楽観的な見解を示している。