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絶滅したはずのオーストラリア・オットセイ、繁殖コロニーが発見される

アデレード27日ー南オーストラリア州(SA州)の科学者が、絶滅したと考えられていたAustralian fur seals(オーストラリア・オットセイ)の繁殖コロニーをKangaroo Island(カンガルー島)で発見した。

オーストラリア・オットセイの生息地は、100年前、白人がオーストラリア入植後に消滅したと考えられていた。South Australian Museum(SA州博物館)のPeter Shaughnessy(ピーター・ショネシー)博士が1月に発見し、その後、専門家らによる確認作業が行われていた。

博士は、国立連邦化学産業機構(CSIRO)の元科学者で、何十年間もほ乳類の研究に携わっている。カンガルー島での調査は20年におよび、ニュージーランド・オットセイの子を追跡していたが、オーストラリア・オットセイの子が発見されたのは今回が初めて。

博士の妻、Gwen(グウェン)さんは、発見されたオットセイの子は白人の入植以前の原種だろうと推察する。しかし、捕鯨船やその他の人間の活動が、彼らを追いやっているかもしれないとも述べた。

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