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「救急車に連絡するのは恥ずかしい」 心臓発作でも連絡しない人多数

シドニー29日ーHeart Foundation(心臓基金)が実施した新調査の結果、オーストラリア人の61%が心臓発作の兆候があっても、救急車に連絡しないと答えていたことがわかった。調査によると、心臓発作ではなく自分の勘違いだったと判明した場合、救急サービスに迷惑をかけたくないと答えた人が35%。一方、電話すること自体が恥ずかしいと答えた人が15%もいた。

心臓基金のLyn Roberts(リン・ロバーツ)会長は、「この結果は、オーストラリア国民に対し、心臓発作から生還するための教育キャンペーンの必要性を提起するものとなった」と話した。ロバーツ会長は、人々は胸痛、息切れ、めまい、腕部の痛みなどの心臓発作の症状を自覚しているにもかかわらず、救急サービスへの連絡が遅れるときがあるという。また、心臓発作が起こるリスクの高い50歳以上の層では、2人に1人が心臓発作を起こしても救急車へ連絡しないと回答している。年間2万4000人のオーストラリア人が心臓疾患で死亡しており、心臓疾患は国内の死亡原因のトップとなっている。

5月5日まで実施されるハートウィークキャンペーンに関する情報はwww.heartfoundation.com.auまで

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