ブリスベン3日-ジェットスターブリスベンの治安判事裁判所で3日、航空便への搭乗手続き中、制限重量を超えた荷物の追加料金を請求されたことで怒り、航空機を爆破すると電話で脅迫した被告の裁判が開かれた。
ブリスベン北Morayfield(モライフィールド)在住のDenis William Malizani(デニス・ウイリアム・マリザニ)(30歳)被告は、4月26日にブリスベン発アデレード行きのジェットスター便に搭乗予定だったが、チェックインの際、追加荷物料金を請求されると支払いを拒否し、そのまま空港を去り予定の便には搭乗しなかった。
その後、ジェットスターの電話サービスセンターに電話した同被告は、追加料金の件に関し怒りながら苦情を述べ、電話担当が上司に問題を相談することも出来るが、解決しないだろうと説明すると、「これから俺が何をするか教えてやろう。お前達の航空機を爆発してやる。お前らがテロリストを一人作り出したんだ」と、航空会社を脅迫したといわれる。
通報を受けた警察は、5月2日、ブリスベン空港でバージン航空便に搭乗しようとしていたマリザニ被告を逮捕し、航空機爆破の脅迫罪で起訴した。同被告は最長2年間の懲役判決を受ける可能性がある。3日、ブリスベン治安判事裁判所の判事は、同被告が今後の法廷に出廷しなくなる可能性があることと、公共への危険となりうる可能性から保釈要求を却下した。