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若者10人に1人以上が体重超過 青年期が肥満への転換期

シドニー6日ー若者約5000人の身長と体重を20年にわたり記録した調査の結果、オーストラリアの若者の13%が極度の体重超過であることが確認され、そのほとんどが児童期から体重が徐々に増加していたことが判明した。

この結果により、肥満の蔓延を予防する重要な時期は青年期であることが証明され、専門家はティーンエイジャーのライフスタイルの改善に取り組む政策の必要性を訴えた。

1985年に調査された子供の約9%が体重超過、1.5%が肥満だった。しかし、彼らが20代、30代に達したときには、肥満の割合が男女ともに約13%にまで膨れ上がった。また、軽度の肥満とされる「体重超過」のカテゴリーの数も急上昇し、男性は40%、女性は20%が体重超過と判断された。

ホバートのMenzies Research Institute(メンジーズ研究所)のAlison Venn(アリソン・ベン)教授は、体重が増加する時期は生活スタイルが転換を迎える青年期と話す。この時期のホルモンの変化、食事や運動などのライフスタイルの要素が体重増加の要因とされている。今回の調査で、児童期に体重超過だった子供は、成人期に肥満になる確率が高いことも分かっている。

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