キャンベラ8日-Peter Costello(ピーター・コステロ)財務省は8日、今後4年間にわたる総額310億5千万ドルをかけた減税策を含む、2007-2008財務年度の予算案を発表した。これで、コステロ財務相による減税への動きは5年連続となる。
今回の減税策は2段階に分けて行われる。今年7月1日から30%の所得税率が課される年収が現行の2万5千ドルから3万ドルに引上げられ、来年の7月1日からは、40%の所得税率が課される年収が7万5千ドルから8万ドルに、45%の税率が課される年収は15万ドルから18万ドルへと引上げられる。
年収が3万ドルの人は、来年度から年間1,100ドルの減税となり、5万ドルの人は所得税が750ドル引下げられる。年収が8万ドルの人は来年度は750ドルの減税だが、再来年度には1,250ドルの減税、6桁の高所得者で20万ドルの年収がある人は、来年度には750ドルの減税、再来年度には2,750ドル所得税が引下げられることとなる。