メルボルン13日ー12日、Port Phillip Bay(ポートフィリップ湾)でフェアリーペンギン23匹が死んでいるのが発見された。野鳥観察家と環境保護団体から、昨年8月にWilsons Promontory(ウィルソンズ・プロモントリー)で漁師らが何十頭ものアザラシを撃ち殺した事件以来、最悪の環境破壊であるとの非難があがっている。
ペンギンはQueenscliff(クィーンズクリフ)に仕掛けらた漁網にかかって死んでおり、Fairfax(フェアファクス)社の各新聞は、惨事の原因は商業サメ漁業にあると報じた。
野鳥観察家で労働会館秘書のBrian Boyd (ブライアン・ボイド)氏は、ビクトリア州政府に対し、今回の事件に関わった人々の法的処分を要求した。ペンギン研究家でEarthcare(アースケア)コーディネーターのZoe Hogg(ゾーイ・ホッグ)氏は、ビクトリア州の観光産業にペンギンはなくてはならないものだと主張。また、RSCPA(王立動物愛護協会)代表のHugh Wirth(ヒュー・ワース)氏は、ペンギンは漁網の中でかなり苦しんで死んだものだと推察している。