キャンベラ17日ー米国の石油精製工場でのトラブルが原因で、ガソリン価格が再び高騰の兆しを見せている。
先週末1リットル当たり1.28ドルだった平均ガソリン価格は、今週に入り上昇を続け、今後1リットル当たり1.35ドルまで上昇することが予測されている。
CommSec (コムセック)証券の経済学者Martin Arnold(マーティン・アーノルド)氏は、「北半球が夏季に入り、米国民の自動車使用量が増加したという季節的な要因もあるが、今回のガソリン価格上昇の主な原因は、予期しなかった米国でのガソリン供給量不足だ」と、説明した。アーノルド氏によれば、米国各地の石油精製工場で、機械の故障や他の予期しなかったトラブルが原因で稼働率が下がっているという。
米国での石油精製工場稼働率は、この15年間で2度目となる約89%を記録し、American Automobile Association(AAA:米自動車協会)は17日、「心理的に大きな境となる1ガロン当たり3米ドルを超えてしまった」と語り、国内の石油精製工場の供給能力低下を非難した。
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