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「今でも彼を愛している」と、イアン・ロバーツ発言

シドニー25日ー元恋人から暴行容疑で訴えられていた元ラグビー選手で俳優のIan Roberts(イアン・ロバーツ)氏は、「今でも彼を愛している」と発言した。ロバーツ氏は現役時代に同性愛者であることをカミングアウトしている。

25日、シドニーのDowning Centre Local Court(ダウンニングセンター地方裁判所)で、John McIntosh(ジョン・マッキントッシュ)治安判事は、暴行の事実は認められないと訴えを棄却したが、ロバーツ氏に対して元恋人Ben Prideaux(ベン・ プリドー)さんとの接触を6ヵ月間禁じる命令を出した。

訴えは、昨年7月、プリドーさんが自分のものだと勘違いしてロバーツ氏の自宅から持ち出したラップトップを取り戻すためにKings Cross(キングスクロス)のホステルを訪れた際、ロバーツ氏がプリドーさんを廊下で引きずるなどして傷を負わせたというものだった。プリドーさんは事件の数日前、ロバーツ氏が別の男性とベッドにいるところを発見し、精神的に不安定な状態になっており、ホステルの管理人もロバーツ氏が「君を愛してるし、傷つけたくなんだ」となだめているのにも関わらず、プリドーさんはヒステリックに叫んでいたと証言した。

法廷外でロバーツ氏は、今回の件はプリドーさんの過剰反応だったとしながらも、「彼を愛している。彼に対して悪感情は全くない」と気持ちを語った。さらに接触禁止令解除後は、いつでもプリトーさんを歓迎すると未練をのぞかせた。

ロバーツ氏は1997年に引退後、俳優業に専念しており、裁判後は拠点であるロサンジェルスに戻る予定だという。

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