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UNSWシンガポール校破たん 4000万ドル以上の損失

シドニー3日ーUniversity of NSW(UNSW:ニューサウスウェールズ大学)はシンガポール・Tanglin(タングリン)校の破たんを受け、シドニーで勉強を続ける学生のために上限8万5千ドルを負担することになる。

UNSWは、シンガポール校に入学した最大で148人の学生に対し、卒業するまでのシドニーでの交通、ビザ、住居費を負担し、学生は1人あたり8万5千ドルを受け取ることになる。さらに別の学生126人に対してはオーストラリアへの帰国航空費と1年間の住居費を負担することになる模様。タングリン校の破たんは減収や補償、人員削減の経費など合わせて4000万ドル以上の損失となる模様。また、前期に300名の入学を見込んでいたので、期待収益の不足は1500万ドルとなる。

あるオーストラリア人大学教師は、上級職を求めてシンガポールに移る予定だった多くの教授達がそれをあきらめており、UNSWだけでなく、オーストラリアの他の大学も、この破たんによってその評判を落としたとFairfax(フェアファックス)紙に話った。

UNSW学生代表協議会の代表、Jesse Young(ジェシー・ヤン)さんは、シドニー校に使うことができたかもしれない税金を無駄にしたことにがっかりさせられたと述べた。

Fred Hilmer(フレッド・ヒルマー)副大学総長によれば、タングリン校の開設に1750万ドルが投じられたという。

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