メルボルン3日―Medical Journal of Australia(オーストラリア・メディカル・ジャーナル)に掲載されている研究結果によると、母親が体重超過、あるいはシングルマザーの場合、その子供は肥満になる傾向が強いという。
同研究の結果、家族内の対立、人生におけるマイナスの出来事や産後うつ病が子供の体重超過や肥満を引き起こす要因になる可能性は低いことが分かっている。
パースのTelethon Institute for Child Health Research(テレソン子児保健研究所)の精神学者で、同研究の主執筆者のLisa Gibson(リサ・ギブソン)博士は、母親のしつけの方法と子供の肥満に関連性はないとした。シングルマザーの家庭で、特に肥満の家族歴がある場合、栄養のある食事の摂取や休みの日の運動が不足する環境下で、子供が健康的な体重を維持することは難しいという。