シドニー4日―シドニー発アブダビ行きのエティハド航空便のファーストクラスに搭乗していた豪人3人が4月27日、飲酒とセクシャルハラスメントの容疑で逮捕された。
逮捕されたのは、ビジネスマンのJeremy Snaith(ジェラミー・スナイス)被告、William Sargent(ウィリアム・サージェント)被告、David Evans(デイビッド・エバンズ)被告。スナイス被告とサージェント被告は現在アブダビ近郊で拘留中だが、エバンズ被告はすでに保釈されている。
公判が行われた4日夜、スナイス被告に執行猶予6ヶ月、エバンズ被告に執行猶予1年の判決が言い渡された。一方、サージェント被告には全容疑に対して無罪判決が下った。3人の被告は5日、オーストラリアへ帰国する予定。
Jupiter Mines Ltd(ジュピター・マインズ社)の取締役のスナイス被告とエバンズ被告のスポークスマンは、今回の有罪判決は不当だとした。スポークスマンによると、ほかのファーストクラスの乗客らが被告らの行為を裏付ける供述を多数行ったことから、検察側の重要証拠が棄却された。
判決の詳細に関する訳文は4日、明らかになる予定。スポークスマンは「オーストラリアに帰国後、控訴するかどうかを検討する」と話した。