シドニー8日―最新の調査結果によれば、最も交通事故に巻き込まれやすい車の色は黒で、最も安全なのは白だという。
Monash University Accident Research Centre(モナーシュ大学事故研究センター)が行った車両色研究報告書によると、白色の車は最も確認しやすく、事故に巻き込まれる可能性が最も少ないという。白色の車と比較し、黒色は衝突事故に巻き込まれる危険性が12%、灰色は11%、銀色は10%高くなっている。同大学の上級研究員Stuart Newstead(スチュアート・ニューステッド)氏は、「黒色や、濃い青色や緑色は道路周辺の色と混ざり合い見えにくくなりやすい」と語り、車を購入する際に、(安全性を含めて)色を考慮するべきと忠告した。
NRMA車両専門家Jack Haley(ジャック・ハレー)氏は、車両の色は自動車事故のほんのわずかな要因でしかないが、ドライバーは濃色の車が確認しにくいという危険性を認識すべきだと語り、濃色の車のドライバーは、日中でもヘッドライトを点けるなどして周囲から確認しやすいようにつとめることが必要と警告した。