ニューキャッスル12日―激しい嵐に襲われた3連休の週末明け、洪水の大被害を受けたニューキャッスルの商店街は営業再開を試みる中、嵐による被害とほぼ同額に及ぶとみられる略奪者による被害の調査を行った。
先週金曜日の夜、1メートルに及ぶ洪水が、ニュ―キャッスル市内商業中心部の目抜き通り、Hunter Street(ハンター通り)に押し寄せ、多くの建物がガラス窓やドアを破砕され、浸水の被害を受けた。11日、同通り沿いの歩道には、びしょ濡れになった多数の絨毯が干され、通りは淀んだ悪臭に満たされていた。
しかし、商店が被害を受けたのは洪水だけからではなく、人々が避難している間を狙う略奪者による被害も発生している。Harvey Norman(ハービーノーマン)では、iPodsやプレイステーションなどの高価な商品が盗まれ、被害額は1万ドルに及ぶという。同店のマネージャーPaul Murphy(ポール・マーフィー)氏は、「本当に驚く出来事だ、誰もが困難な状況に立たされている時に、略奪事件が起こるとは考えもしなかった」と、警察からの盗難事件の連絡を受けた時のショックを語った。隣接するパブThe Duck’s Nuts Hotel(ダックスナッツ ホテル)も同時に被害を受け、8千ドル相当の酒類とタバコが盗まれ、現金を取り出そうとした犯人によって、ポーカーマシン数台が破壊されたという。