シドニー13日―先週末の激しい嵐の中、シドニー湾フェリーのCremorne Point(クレモーンポイント)埠頭が崩壊し一部が海面下へ沈んだことを受け、湾内の定期運行に使用される全埠頭の安全監査が行われている。
港湾・航水路相のJoe Tripodi(ジョー・トリポディ)氏によれば、NSW州海運局によって、州内の嵐による被害を受けた全地域で埠頭の安全監査が行われる予定で、州政府は次の財政年度に、定期便埠頭の改築に800万ドルの予算を割り当てるという。同州野党は、昨年の検査で多数の埠頭が修復する必要に迫られていることが明らかになった時点で、修復作業が行われるべきだったと、与党の安全性への対処の遅れを非難した。
NSW州海運局代表のChris Oxenbould(クリス・オクセンボルド)氏は、「海運局とシドニーフェリーによって、湾内で最も嵐の影響を受けやすいと思われるクレモーン埠頭がどのように沈んだのかを、現在、特別なダイバーによって調査中だ」と説明した。