シドニー19日―今月10日、関税・豪検疫検査サービス局員が、イギリスからシドニー西部、Bankstown(バンクスタウン)の住所宛てに送られてきた梱包物中に、陶器の小像や庭の置物とされる小人像の内部に隠された2匹のヘビと3匹のトカゲを発見し、爬虫類密輸入事件として摘発した。
翌日の11日には、やはりイギリスから、シドニー北西部、Wiberforce(ウィバーフォース)の住所宛てに送られてきた荷物の中に、陶器の置物内部に隠された5匹のヘビと5匹のトカゲがX線検査で発見されている。
関税検査主任のRichard Janecko(リチャード・ジャネッコ)氏は、野生動物の密輸入は深刻な犯罪であり、事件に関った者全員に深刻な罰則が課されることになるだろうと語った。野生動物の密輸入罪には、最高で10年間の懲役と11万ドルの罰金が課される可能性がある。発見された爬虫類は、検疫の問題から安楽死させられた。