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ビール缶ボート、川下りに成功 集まった寄付金はSIDS団体へ

ブリスベン24日ーQLD州在住の男性3人は24日午後、ビール缶で作ったボートでBrisbane River(ブリスベン・リバー)の川下りに成功した。3人はブリスベンの南西部にあるKaralee(カラリー)を22日に出発。3日間かけてブリスベン川の河口に到着した。

このイベントで集まった約20万ドルの募金はSudden Infant Death Syndrome(SIDS:乳幼児突然死症候群)と闘うSids and Kids Queensland charity organisation(QLD州SIDS児童チャリティー団体)に寄付される予定。

Toowoomba(トゥーンバ)在住のBrad Gillam(ブラッド・ギラム)さんは、このボートはもともと独自で考案したリサイクルプロジェクトだったと話す。「空っぽになったビール缶を見て、これで何か出来ないかと考えていた」とブラッドさん。毎年行われるDarwin Beer Can Regatta(ダーウィンビール缶ボートレース)の映像を見て、仲間と一緒に自分たちの空き缶ボートを作ろうと決意したという。

ギラムさんは1月、生後10週目の女児をSIDSで亡くしており、今回の旅はギラムさんにとってリサイクルプロジェクト以上に大きな意味を持つことになった。

ボートに使用したビールの空き缶の数は8000個で収集期間は2年。

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