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浪費国、オーストラリア 有害廃棄物の大量投棄

アデレード24日―アデレードで25日、シドニーを拠点とする廃棄物管理会社、Global Resources(グローバル・リソーシーズ)が主催する廃棄物処理会議「Contamination 07(汚染2007)」が開かれる。

オーストラリアでは毎年、何十万トンもの有害廃棄物が投棄されている。

グローバル・リソーシーズのスポークスマン、Casey Cahill(ケーシー・カーヒル)氏は、「OECD(経済開発協力機構)の統計によると、オーストラリアは毎年690キロもの都市固形廃棄物が投棄されており、世界で最も浪費が多い国第2位」と語る。これらのごみの大部分は埋立地に運ばれるため、結果として、オーストラリアは再利用可能な資源を失っている。

ごみには大量の汚染物質が含まれており、都市固形廃棄物のうち約3%が汚染物質。また、オーストラリア人1人あたり、年間平均20キロの有害廃棄物を排出している。家庭ごみに含まれる主要な有害廃棄物には、鉛蓄電池、携帯電話、コンピューター、ガスシリンダー、ペンキ、アスベストなどが挙げられる。

カーヒル氏は、有害廃棄物の投棄の危険性を国民に認識させる必要があると話す。

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