シドニー25日ーレバノン北部の都市、Tripoli(トリポリ)にあるイスラム教主義者の潜伏場所で24日、レバノン軍隊による強制捜査が行われ、イスラム教主義者7人が殺害され、うち1人が豪人だったことが判明した。そのほか、豪人3人がイスラム強硬派グループと何らかの関連性があるとされ、逮捕された。
Fairfax(フェアファックス紙)が伝えたところによれば、レバノン当局は、レバノン軍隊は24日、潜伏場所のアパートに突入し、イスラム強硬派との間で10時間にも及ぶ激しい銃撃戦が行われたと発表した。今回の銃撃戦で兵士1人が死亡、14人が負傷、警察官1人が死亡した。
今回の銃撃戦はパレスチナ難民キャンプで勃発したファタハ・イスラムとレバノン軍隊との戦闘と関連性があるとされる。
豪外交・貿易省のスポークスマンは24日夜、Beirut(ベイルート)のオーストラリア大使館の職員は現在、拘留中の豪人3人と連絡を取れるよう努めており、今後3人とその家族に対し支援を行う方針を示した。同スポークスマンによると、逮捕された理由や状況については不明だという。