メルボルン28日-27日にビクトリア州を襲った強風と豪雨で電力供給網が被害を受け、1万軒近くの住宅や商業施設が、28日朝になっても停電したままとなっている。
電力供給会社SPAusnet(SPオースネット)のスポークスウーマンAlice Thorpe(アリス・トープ)さんによると、最も大きな被害を受けたのはGippsland (ギプスランド)地方のSale(セール)、 Maffra(マフラ)、 Moe(モエ)、 Traralgon(トララルゴン)と、メルボルン東部のLilydale(リリーデール) Belgrave(ベルグレーブ)、 Dandenongs(ダンデノングス)。一部の地域では電力供給が再開したが、9千5百軒あまりが、未だ停電したままで、復旧作業にどれだけ時間がかかるか今のところ未定だという。
トープさんは、「一部の地区では電力網の配線を変えることで、電力供給を短時間で再開することが可能ですが、その他の地区では電力網基盤施設の再工事が必要な場合もあり、配線のスイッチを動かすだけで解決する問題ではなくなっています」と、被害の大きさを訴えた。