メルボルン30日ーメルボルン市内で起きた発砲事件の被害者の母親は、容疑者が起こした最初の発砲事件に居合わせたCollingwood Football Club(コリンウッド・フットボールクラブ)のAlan Didak(アラン・ディダック)選手が警察に通報していれば、息子は死なずに済んだかもしれないと語った。
Christopher Wayne Hudson(クリストファー・ウェイン・ハドソン)容疑者に殺害されたBrendan Keilar(ブレンダン・ケイラー)さんの母親Moya(マヤ)さんは、最初の事件を通報しなかったディダック選手は処罰を受けるべきだと述べた。
ディダック選手は6月12日、メルボルン市内のSpearmint Rhino strip club (スペアミントライノー・ストリップクラブ)でハドソン容疑者に会った。同容疑者は酔っぱらっていたディダック選手を自宅まで送ると言いながら、Campbellfield(キャンベルフィールド)のHells Angels clubhouse(ヘルズエンジェルス・クラブハウス)に連れて行ったという。そこで、ハドソン容疑者は警察に止められそうになった後、発砲して逃走。ディダック選手は事件を通報しなかった。その6日後、ハドソン容疑者はケイラーさんを射殺し、元モデルのKaera Douglas(カエラ・ダグラス)さんとオランダ人バックパッカーPaul De Waard(ポール・ド・ワード)さんに重傷を負わせた。
マヤさんは、もしディダック氏が最初の発砲事件を通報していたら、息子は今も生きてたかもしれないと語り、コリンウッド・フットボールクラブがディダック選手を処罰しないのは間違っていると非難した。